蓄電池導入のモニターになりませんか?という訪問販売がやってきた
こんにちは!
花粉症がひどく夜に5、6回は目が覚めて寝不足な かのみ です
目がかゆいのなんのって、アイボンしても目薬さしてもかゆい…
それはおいといて
さて、夢のマイホームを手に入れて新しい生活にもだいぶ慣れてきたかのみ家
マイホームを手に入れてちょっと困るのが、訪問販売の類ですよね
うちで蓄電池設置のモニターになりませんか?実質タダで導入できますよ?
なんて勧誘がきたことはありませんか?
今回は蓄電池をとある会社に勧められたことを機に、蓄電池の導入について考えたエピソードをつらつらと書きたいと思います
蓄電池について考えさせられる1日の始まり
ピンポーン!
チャイムが鳴ったのでモニターホンを見ると、若い男性が立っていました
モニター越しに「ソーラーパネルや蓄電池を設置している会社なんですが、お得にできる蓄電池設置のご案内をしたく伺いました、お時間よろしいでしょうか」と男性
あー、ソーラーパネルがある家を狙って営業してるんだなぁ
すかさずその場にいた旦那にも相談
とりあえず、蓄電池ってどのぐらいするもんなんだろう?
そう単純に興味を持ったので聞いてみることにしました
詳細を聞くと、今その会社の設置サービスのモニターとして蓄電池を導入することで、実質タダで済みますよ!とのこと
続いて、ただし各家庭によってお得になる場合とならない場合があるので、一度弊社専門スタッフがシミュレーションしますから、それを見て検討いただくことをおすすめしております とな
ふむ、無理矢理さぁ手続きしましょう!!なんて来ないあたり怪しい勧誘ではなさそう
でも、実質タダってのはうさんくさいなぁ
とりあえずどんなものなのか、一度シミュレーションしてもらうことにしました
そしたら、「今専門スタッフが近くで別のお宅に伺ってる最中なので、あと1時間後ぐらいに再度お邪魔してもよろしいですか?」との返答が
ということで、1時間後…
今度は、20代後半〜30代前半ぐらいの女性がやってきました
書類を書いたりするとのことで、家の中に案内しました
ずっと前のブログでも、少し蓄電池が気になっていて書いていたかのみ
これは良い機会です
シミュレーションをお願いしてもらうと
しかし、だいぶ前のことだったので基礎知識を忘れていました
なので、まずは蓄電池の仕組みを説明してもらうことに
蓄電池によっても仕組みが違うようなのでまず、シミュレーションしてみる蓄電池を紹介してもらいました
最初に勧められたのはこの蓄電池
長州産業株式会社の「smart pv multi」です
9.8kwhモデルで2021年2月に発売されたばかりのものです
あとは、固定買取制度(FIT)についても振り返りました
そして、うちの環境で出費実質ゼロが実現できるのか!?
いざシミュレーション!
まず、固定買取期間中の10年間はいくらお得になるのかシミュレーションしました
細かいところまで触れると長くなってしまうのではしょります
深夜の安い深夜に蓄電池に電気を貯めて、電気料金の高い日中に電気を使うことで…
蓄電池を使わない場合に比べ1kwあたり8円お得になるとします
すると1日あたり、蓄電池に貯められる電気料9.8kwに8円をかけると78円お得になることに
それが10年間続いた経済効果は270,000円という結果になりました
次に、固定買取期間が終了した後はいくらお得になるのかをシミュレーション
まぁ、固定買取期間が終了すると売電価格が下がってしまうことを考えたら蓄電池があって余った電気を有効活用する方がお得なのはなんとなく分かりますけどね
太陽光で蓄電池に貯めておいた全ての電気を電気料金の高い時間に放電して使うことで自家消費するので1kwあたり25円お得になるとします
すると、1日あたり9.8kwに25円をかけると245円お得になることに
そして、蓄電池の寿命になるであろう経過日数(7456日)まで使えると考えると経済効果は1,820,000円となりました
固定買取期間とその後の経済効果を合わせると2,090,000円になります
蓄電池の設置費用合計に対して、その経済効果を引いた額がかのみ家の購入時の負担額になるわけです
出費が実質ゼロってホント?
そして、なんで出費が実質ゼロなんて怪しいことが実現する場合があるのか
というのを聞くと、以下の支援があるからなんだそう
- 国から出る補助金(キャッシュバック)
- 蓄電池メーカーの普及協力金
- 設置会社の宣伝予算
まず、この3つの支援金を負担額から差し引くと、実質タダになるという仕組みなのだとか
政府はオール電化、自家発電の生活を推し進めていて、そういった家庭を増やすために蓄電池を導入する場合は補助金が支給されるそう
市町村によって、その政策で支給された財源の残高が違うので早いもの勝ち
かのみが住んでいる市はまだ残っているのだそうで補助金が出るとのこと
そして、いちばん大きな支援が宣伝予算として今回営業にきた会社が負担してくれる分です
その代わり、モニターとして蓄電池を設置してどのぐらいお得になったかの情報を提供する必要があります
例えば、蓄電池をつける前とつけた後の電気消費量や電気代の情報だったり、蓄電池を設置した部分の写真を提供したり、つけた後のコメントを用意したりなど…
ちょっとめんどくさい感じもしますね
個人的に感じた疑問点
と、この時点でこれだけ聞くとまぁいい話なのかなと思います
しかし、いくつか疑問点があることに気が付きましたでしょうか?
- そもそも1日に9,8kw使い切るのか?
- 将来的にタダなだけで初期投資は必要
- 根本的に蓄電池のメリットが少ない
- 蓄電池のアフターメンテとかバッテリー交換とかで費用発生しないの?
- 蓄電池が普及してきたらもっと安く手に入るようになるんじゃ?
そう、こんなことを思いました
シミュレーションは間違ってないか?
そう、シミュレーションが1日がっつり9,8kw使うとしたらの計算になってます
もし使わないで次の日に繰り越したとしたら?
計算の仕方自体が間違ってくるので、損することが出てきますよね?
旦那はそこが気になっていたので指摘しました
そしたら、なんともっと少ない容量の蓄電池もあるそう
そっちでシミュレーションし直してもらえないか聞いてみたところ、蓄電の仕組みが違ってくるのですぐにはできないとのこと
なんか怪しいなぁ
初期投資する余裕がない
そして、当たり前ですが初期投資が必要になってくるわけです
最初からタダなわけではないです
それに今後の国の政策も変わってきたら、タイミングは今ではないのかもしれませんしね
かのみ家はマイホームを手に入れる際に住宅ローンを立ててることから分かるように、負担額を一括で払えるわけもないので、分割払いしていくわけです
そう考えて、実際月払いだといくらになるのか見積ってもらいました
そうしたらちょっと厳しい…
無理ではないけど人生急な出費というものがあるので、その時首が回らなくなります
蓄電池のメリットがいまいち
蓄電池の電気を貯めておける以外のメリットが、かのみには響かないのです
災害時に電気を使えるとか電気自動車の充電に使えるとかですね
そのメリットを考えたら、初期投資額が高すぎるなと思うのです
あとで追加費用がかかるんじゃないか
メンテナンスやバッテリーの交換などで見積もった予算からさらに追加料金が発生するの?と正直に聞いてみました
ちゃんと定期的にメンテナンスをしますが、その際に追加料金は発生しません
そういったアフターサービスも宣伝費に入ってるので大丈夫です
とのことでした
ちゃんと口にしたのだから本当なのでしょう
ですが、実際そうなのかは不安ですね
日が経てば蓄電池自体が安くなるかもしれない
コロナの影響で国のお金がひっ迫していることを心配して、コロナ終息後に消費税も上がるんじゃないかとも言われている状況
そんな中で蓄電池の分割払いに悩まされ消費税で生活費がかさみ、家計が厳しくなっていくのが想像できてしまいそうで怖いです
蓄電池の補助金もキャッシュバック式なのも気になりますしね
だからこそ「補助金や制度が充実している今がチャンスです」と言われるのですけどね
しかし将来蓄電池がもっと普及してきたら、導入が容易になってくるかもしれません
そしたら、蓄電池は初期投資と言わずもっと手の届くようなものになるのかも
そう、「今がチャンスです」が今ではないかもしれない、まだ将来の展望が見えないうちに決めるのは早い気がするのです
結局はどうしたかというと…
悩みに悩んだかのみと旦那
いったん日をおいて考える時間を作ることにしました
そもそもうちに初期投資する余裕があるのか?
初期投資するまでのうまみがあるか?
今後、政府が再生可能エネルギー分野に力を入れるのかどうか分からない
考えれば考えるほど、様子見の方が良いのではないかという方向に転じてきました
そして、後日連絡をいただいた際にキッパリと断りました
でも、対応もしっかりとしていたので怪しい会社ではなさそうだったのですけどね
お金に余裕があって、蓄電池に将来性を見出せそうに感じるようだったら導入しても良いかもしれません
みなさんもこういった訪問販売の対応には、慌てず冷静に判断したいものですね
最後までご拝読いただきありがとうございました